申込書[PDF]
(FAX又はメールにてお申し込みください。追って請求書・会場地図等をお送り致します。)
*ソフトウェアはビジネスから日常生活のあらゆるシーンに広く深く浸透し、今や社会生活全般にとって必要不可欠な基盤となっています。その安定的な供給・運用・取引のため、ソフトウェアを巡る法的な問題はますますその重要性を増しており、とりわけ実務に携わる方々にとってソフトウェアに関する知的財産権を理解することは今や必須の要件であるといえるでしょう。
また、昨今はそうした状況に加え、いわゆるクラウドコンピューティングを利用した新しいビジネスやサービスが続々と登場し、そこにさまざまな、新しい、あるいは古くて新しい課題や問題点が浮かび上がっています。
*そこで、例年開催しております本講座では、これまでどおり、基本的な内容を習得する【Aコース】、上級者向け【Bコース】に加え、こうした新しい問題点を整理・検討する【Cコース】を新設いたしました。
いずれも経験豊富な実務家による密度の濃い講義です。さらに、質疑応答やアンケート、課題の事前配布・回収等により、より充実した講義となるよう工夫されています。
コース構成となっていますが、コース単位ではなく各講義ごとのお申込も可能です。みなさまに必要なレベル、またご都合に応じて、各回・各コースを大いにご活用ください。
奮ってのご応募、お待ちしております。
[Aコース]
開催日 講義タイトル 講 師(敬称略) 第1回 7月5日(木) 知的財産権法の概論
ソフトウェアに関わらず、知的財産権概論。ビジネスの展開にあたって著作権、特許、商標等の知財制度、法律、権利がどう関わってくるか、仮想事例を元に詳細に解説。飯田 圭
(弁護士)第2回 7月13日(金) 日本著作権法の概論
ソフトウェアに関わらず、著作権法を概観し著作権の全体像を把握する。具体例ではコンピュータ・プログラム、コンテンツ関連を中心に解説。泉 克幸
(京都女子大学教授)第3回 7月19日(木) ソフトウェア契約(1)
契約とは何かについて概観し、その基本的な理解を踏まえた上で、ソフトウェア取引に関連する諸契約の類型を解説。ソフトウェア関連取引特有の問題点・注意点をまとめる。小倉 秀夫
(弁護士)第4回 7月26日(木) ソフトウェア契約(2)
ソフトウェアの創作・流通・利用の各フェーズにおける契約類型を概観。特に開発委託契約・使用許諾契約については、モデル契約書の具体的条項を引きながら解説。大谷 和子
(株式会社日本総合研究所)第5回 9月13日(木) ソフトウェア特許の概説
ソフトウェアの発明とはどのようなものかについて、問題解決の手段としてどのように発明が創造されるかを踏まえて解説。またソフトウェアの特許による保護について、審査基準の変遷をたどりつつ解説する。三品 岩男
(弁理士)第6回 9月20日(木) ソフトウェア特許の出願実務
出願実務について、アイデアの抽出、出願処理、中間処理において法務担当者が果たすべき役割について事例に沿って疑似体験する。また有効な権利取得のノウハウ例も解説。土井 健二
(弁理士)第7回 9月27日(木) ソフトウェア等の保護の国際動向、著作権管理の企業内実務
国内外の保護の動向及び国際機関における保護の取り組みについて、関連の判例等を交えて解説。また、企業における著作権管理について、実務の観点から解説する。亀井 正博
(富士通株式会社)
[Bコース]
開催日 講義タイトル 講 師(敬称略) 第1回 10月11日(木) ソフトウェアの著作権侵害事例
知的財産権全体の枠組みから著作権を位置づけ、著作権法の基本的考え方、権利の内容、保護の仕組みを解説し、ソフトウェアの著作権侵害他関連する日米判例の最新動向をまとめる。椙山 敬士
(弁護士)第2回 10月18日(木) ソフトウェア契約をめぐる法的トラブル
実務の場面でもっとも課題が多いと思われるソフトウェア関連契約(開発委託・使用許諾・保守)における留意点、トラブルと対応の事例。条項例を引きつつ、具体的に検討する。吉田 正夫
(弁護士)第3回 10月24日(水) ソフトウェア特許の侵害論
特許によるソフトウェア保護の意義と可能性を踏まえて審査基準及び改正特許法を概観する。その上で特許庁と裁判所の役割、侵害訴訟における攻撃と防御、ソフトウェア特許特有の問題点等、深く掘り下げる。水谷 直樹
(弁護士)第4回 11月1日(木) 不正競争防止法と知的財産権
改正を重ね次々と守備範囲を広げる不正競争防止法について、その全体像を事例豊富に紹介する。小川 憲久
(弁護士)第5回 11月8日(木) 独占禁止法と知的財産権
競争に関する法の全体像(独禁法、民法、事業法、知的財産法)を踏まえて独禁法の枠組みを理解する。指針、ガイドライン、公取委による勧告の他、実際の事件もふんだんに紹介。大澤 恒夫
(弁護士)第6回 11月16日(金) デジタルコンテンツの契約、権利処理
文章、画像、映像等のデジタルコンテンツの利用及び流通について、実際にどのような契約になっていて、どのような問題があるか解説し、権利処理のための留意点についてまとめる。宮下 佳之
(弁護士)第7回 11月29日(木) オープンソースソフトウェア(OSS)をめぐる動向
利用が進む一方でトラブルへの不安がぬぐえないOSS。代表的なライセンスであるGPL Version2/3について、背景や変遷を含め内容を紹介する。岡村 久道
(弁護士)
[Cコース]
開催日 講義タイトル 講 師(敬称略) 第1回 2013年1月17日(木) クラウドコンピューティング(1)
クラウドコンピューティング概論。従来型サービスとの相違、クラウドコンピューティングに共通する問題等を、主に著作権法、特許法の観点から解説する。岩原 将文
(弁護士)第2回 1月25日(金) クラウドコンピューティング(2)
クラウドコンピューティングにおいて、より顕在化する問題点を取り上げる各論。クロスボーダー問題、個人情報保護法との関連等。上沼 紫野
(弁護士)第3回 1月31日(木) 電子書籍と法的諸問題
本格的な普及を前に様々なサービスが展開されている電子書籍ビジネス。権利者、事業者、そして利用者にとってどのような契約が関わってくるか、またどのような問題点が考えられるか、解説する。村尾 治亮
(弁護士)第4回 2月7日(木) ネットワークと著作権−コンテンツ利用とその周辺
デジタル化・ネットワーク化により著作物利用の態様は爆発的に多様化した。その変化を追うとともに、複雑化する侵害・紛争事例と顕れる問題点について米国の動向も含め解説。井口 加奈子
(弁護士)第5回 2月14日(木) ソーシャルメディアを利用した電子商取引の法律問題
共同購入クーポン、アフィリエイト、ドロップシッピング等、個人ユーザーから ビジネスまで幅広い利用が進むソーシャルメディア。その拡大に伴って発生する 多様な利用形態とそれぞれの問題点について整理する。森 亮二
(弁護士)第6回 2月21日(木) EC電子決済−クレジットカード決済、決済代行サービスを中心に
電子商取引の拡大に不可欠な電子決済。最も多用されているクレジットカード決済を中心に、決済代行サービスに係わる問題点を検討する。赤尾 太郎
(弁護士)第7回 2月28日(木) ソフトウェア関連特許の動向
ビジネス方法をはじめとする、いわゆるソフトウェア関連技術について、どのような技術について特許権が付与されるか、具体的事例を交えて説明。相田 義明
(弁理士)
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