●第13回SOFTIC国際シンポジウムのご案内● |
本シンポジウムは終了いたしました。
多数のご参加をいただきありがとうございました。
情報のデジタル化、ネットワーク化技術の進展によって、コンテンツ等のネットワークを介した新たな情報の流通が進む一方で、違法に作成された情報が大量にかつ世界的規模で頒布される可能性もあることから、情報の利用者の立場と提供者の立場をどのようにバランスさせるかが大きな課題となっています。中でも、ファイル交換ソフトウェアの開発者あるいは提供者等のように、侵害行為に直接ではないけれども間接的に関与しているという場合の法的責任はどう考えるべきかという問題は、国の内外で大きな議論を呼んでいるところです。
また、新たな情報流通の基盤となる技術で重要となるコンピューター・ソフトウェアについては、ある一定の要件を備える場合に特許による保護が大きな潮流となっており、実際、ソフトウェア関連の特許訴訟が増大していると言われています。ソフトウェア特許の場合は権利の範囲が広範にわたることが多く権利を行使した場合の影響が大きいことから、改めてソフトウェア特許についてどうあるべきか様々な議論がなされているところです。
本シンポジウムにおいて、新たな情報流通時代における情報の利用と適正な保護はどうあるべきかについて検討することとします。
開催日: |
平成17年11月9日(水) 9:00〜17:15 |
---|---|
会場: |
東京プリンスホテル 2階「マグノリアホール」 |
テーマ: | インターネット社会における情報の利用と保護 |
主催: | 財団法人ソフトウェア情報センター(SOFTIC) 105-0001 東京都港区 虎ノ門5-1-4 東都ビル Tel. 03-3437-3071 Fax. 03-3437-3398 E-mail. |
使用言語: | 英語(同時通訳)、日本語 |
※財団法人ソフトウェア情報センターは、第二東京弁護士会の外部研修実施団体として同会の認定を受けており、本シンポジウムはその対象となります。
DRM等のアクセスコントールやP2Pファイル交換ソフトウェア提供者の責任等についての判例動向について、日米欧のそれぞれからの報告を受けた後、P2Pソフト提供者等のような、直接に侵害行為に関与したわけではない場合の責任についてどのように考えるべきか検討します。特に、P2Pソフト提供者の法的責任があり得るとした米国のグロックスター事件最高裁判決の影響等が注目されるところです。
主なソフトウェア関連特許の判例や欧州でのソフトウェア関連特許指令(案)の検討内容等、日米欧におけるソフトウェアの特許保護の動向について報告していただくと共に、世界を代表するIT企業から、パテントコモンズ等を含むソフトウェア特許に対する考えあるいは課題等について報告していただきます。これらを踏まえ、制度の問題も含め、改めてソフトウェアの特許保護と利用に関する問題について検討します。
9:00 | 開会、挨拶 |
9:10 |
1.インターネット環境における著作権侵害とその間接的関与者の責任(いわゆる間接侵害責任) (1) 日米欧における最近の動向報告 ―ISPの責任/DRM等のアクセスコントロール/間接侵害/制度改正の状況 等―
|
10:10〜10:25 | 休憩 |
10:25〜13:00 |
(2) ISP、P2Pソフト提供者等の責任のあり方
モデレーター:
パネリスト:
|
13:00〜14:00 | 昼食 |
14:00〜15:00 |
2.ソフトウェアの特許保護と利用 (1) 日米欧におけるソフトウェア関連特許保護の動向報告
※本セッションでは米国の動向についてD. L. Burk ミネソタ大学教授からの報告を予定しておりましたが、同教授は当日、急遽所用によって来日することができなくなりました。 |
15:00〜15:15 | 休憩 |
15:15〜17:30 |
(2) ソフトウェア特許に対する考え方
(3) ディスカッション
モデレーター:
パネリスト:
|
17:30 | 閉会 |
椙山敬士 | 弁護士(虎ノ門南法律事務所) |
水谷直樹 | 弁護士(水谷法律特許事務所) |
P. Bernt Hugenholtz | アムステルダム大学 教授 |
David J. Kappos | 米国IBM バイスプレジデント、知的財産法アシスタント・ジェネラル・カウンセル |
Theodora Karamanli | 欧州特許庁 第5総局(法律/国際)特許法担当弁護士 |
Jerome H. Reichman | デューク大学 教授 |
Pamela Samuelson | カリフォルニア大学 バークレー校教授 |
Harold C. Wegner | 弁護士(Foley & Lardner) |
上野達弘 | 立教大学 法学部助教授 |
岡 邦俊 | 弁護士(麹町パートナーズ法律事務所) |
設楽隆一 | 東京地方裁判所 民事第46部判事 |
島並 良 | 神戸大学 大学院法学研究科助教授 |
田中 豊 | 弁護士(田中総合法律事務所) |
平野高志 | マイクロソフト(株) 執行役 法務・政策企画統括本部長 |
美勢克彦 | 弁護士(松本・美勢・秋山法律特許事務所) |
委員長 | 野村豊弘 | 学習院大学 常務理事・法学部教授、法とコンピュータ学会理事長 |
委 員 | 上野達弘 | 立教大学 法学部助教授 |
委 員 | 牛久健司 | 弁理士(牛久特許事務所) |
委 員 | 小川憲久 | 弁護士(紀尾井坂法律特許事務所) |
委 員 | 小倉秀夫 | 弁護士(東京平河法律事務所) |
委 員 | 加藤幹之 | 富士通(株) 経営執行役 法務・知的財産権本部長 |
委 員 | 金子宏直 | 東京工業大学 大学院社会理工学研究科助教授 |
委 員 | 島並 良 | 神戸大学 大学院法学研究科助教授 |
委 員 | 椙山敬士 | 弁護士(虎ノ門南法律事務所) |
委 員 | 曽野裕夫 | 北海道大学 大学院法学研究科教授 |
委 員 | 龍村 全 | 弁護士(龍村法律事務所) |
委 員 | 谷 義一 | 弁理士(谷・阿部特許事務所) |
委 員 | 名取勝也 | 日本アイ・ビー・エム(株) 執行役員 法務知的財産 |
委 員 | 平嶋竜太 | 筑波大学 大学院ビジネス科学研究科助教授 |
委 員 | 平野高志 | マイクロソフト 執行役 法務・政策企画統括本部長 |
委 員 | 三木 茂 | 弁護士(三木・吉田法律特許事務所) |
委 員 | 美勢克彦 | 弁護士(松本・美勢・秋山法律特許事務所) |
委 員 | 光主清範 | (株)東芝 知的財産部 知的財産権法担当部長 |
委 員 | 水谷直樹 | 弁護士(水谷法律特許事務所) |
委 員 | 宮下佳之 | 弁護士(あさひ・狛法律事務所) |
委 員 | 吉田正夫 | 弁護士(三木・吉田法律特許事務所) |
正規料金 |
早期申込割引料金 |
|
---|---|---|
SOFTIC賛助会員 |
25,000円 |
20,000円 |
SLN会員 |
30,000円 |
25,000円 |
一 般 |
35,000円 |
30,000円 |
※税込み
※早期割引料金は、平成17年10月31日までに申込の場合
振込先: | 三井住友銀行 本店営業部 普通口座 9176905 口 座 名SOFTIC SYMPO |
参加申込を確認次第、事務局より事前にSOFTICのホームページからパネリストのペーパーをご覧いただくためのパスワードが記載された「参加証」をお送りします。当日、受付にて「参加証」と引き替えに会議資料をお受け取り下さい。
(財)ソフトウェア情報センター内 国際シンポジウム事務局
105-0001 東京都港区虎ノ門5-1-4東都ビル
Tel 03-3437-3071 Fax 03-3437-3398
E-mail
Web Site http://www.softic.or.jp/
□名 称: | 東京プリンスホテル2F「マグノリアホール」 |
□所在地: | 〒105-8560東京都港区芝公園3-3-1 TEL 03-3432-1111 |
□交通手段: |
都営地下鉄三田線御成門駅から徒歩1分 |
□地 図: | http://www.princehotels.co.jp/tokyo/kotu.html参照。 |