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<更新日 2002年5月28日>

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これまでの報告事例一覧

31.  平成12年3月30日大阪地裁 平成10年(ワ)第13577号

30. 平成13年6月13日東京地裁 平成13年(ヨ)22014号

29.   JASRAC 対 日本MMO東京地方裁判所 平成14年(ヨ)第22010号,平成14年4月11日

(2002年5月28日登録)
インターネットを経由して、無料で音楽ファイルなどを入手できるファイル交換サービス「ファイルローグ」に対し日本音楽著作権協会が、運営会社の日本エム・エム・オー(東京都八王子市)にファイル交換の停止を求めた仮処分申請について、サービスを差し止める決定。

28.   データベース使用差止等請求事件中間判決(平成14年2月21日東京地裁 平成12年(ワ)第9426号)

(2002年4月25日登録)
被告データベースは,原告データベースを複製したものであり,原告の有する同データベースの著作権を侵害するとした事案。

 

27.   中古ビデオソフト販売事件

(2002年4月24日登録)
原告らが製作販売している各ビデオソフト(以下「本件各ビデオソフト」)を、顧客から購入して中古品として販売を行っている被告会社に対しその販売差止を求めるとともに、被告らに対し頒布権侵害に基づく損害賠償を求めた事例。原告らの請求いずれも棄却。

 

26.   RealNetworks 対 Streambox 事件

(2002年1月31日登録)
StreamboxVCRおよびFerretについて製造、頒布および販売を差止めることを命じる仮差止命令を登録することを決定した(原告のRipperに関する請求は棄却された)事例。

25.    アッセ株式会社対マイクロソフト株式会社事件

(2001年7月6日登録)
原告が自らが有する特許権に基づき、被告の製造販売する版下デザイン装置がそれら を侵害しているとして被告に対し損害賠償を求めた事例。

24.    インターナショナルサイエンティフィック社による特許民事仮処分事件

(2001年4月24日登録)
インターネットサービス事業の用に供するシステムを使用する債務者の行為は債権者の有する特許権を侵害するとして々システムの使用差止及び執行官保管を求めた事例

23.   LESLIE A.KELLY, et al. Plaintiff他 対 ARRIBA SOFT CORP.,et al. Defendants. 他

(2000年10月5日登録)
インターネット上の画像を収集してサムネイル画像として表示しているサーチエンジンの行為に関し、当該行為を一応著作権侵害に当たるとした上で、フェア・ユースの 法理により正当化されるとした判決

22.    STATE STREET事件 地裁判決・CAFC判決

(2000年5月11日登録)
「特許法101条の法定主題に関する「ビジネス方法の例外」の要件を否定し、 パートナーシップとして設立されたポートフォリオ金融サービス構造を管理する ためのデータ処理システムに関する特許が法定の主題にあたるとした判決(控訴 審。原審判決も掲載)」

※5月11日から22日まで事務局のミスにより地裁判決にのみ言及した判決要旨を掲載しておりました。訂正し、お詫び申し上げます。

21.   LA Times vs. Free Republic事件

(2000年2月21日登録)
論評のためと称してオンラインで提供している新聞記事を被告ウェブサイトにコピーする行為がフェアユースに該当しないとされた事件。

20.   TIFFANY DESIGN INC. ほか個人GRANTGRESSER (TIFFANY社 オーナー) 対 RENO-TAHOE SPECIALITY INC.及び実名不祥個人1〜20、実名不詳法人1〜20

(2000年1月31日登録)
著作権のある写真をコンピュータに取り込んで加工し、新しい著作物の作成に利用することは複製権の侵害に当たるとした判決。

19.   コナミ対スペックコンピュータ(高裁判決)

(1999年9月20日登録)
原告ビデオゲーム用メモリーカードの被告による輸入・販売が、原告が当該ビデオゲームについて有する著作者人格権及び著作権 を侵害するかに関する第2審判決。

18.   Nihon Keizai Shimbun v. Comline Business

(1999年7月23日登録)
被告(コムライン・ビジネスデータ社)が原告(日本経済新聞社) の新聞記事を無断で翻訳し、抄録を作成して配信したことにつき、 著作権侵害と判断された事件。

17.   Lewis Galoob Toys, Inc. v. Nintendo of America, Inc.

(1999年5月14日登録)
ビデオゲームの一部の特性を変更する機能を持つ、家庭用ビデオゲーム機「Nintendo Entertainment System (NES)」用周辺機器「Game Genie(ゲーム・ジーニー)」について、製造 者ガルーブによる著作権侵害責任を負うかどうかについて争われた事件。

16.   Matthew Bender & Co. v. West Publishing Co.

(1999年5月12日登録)
MATTHEW BENDER社(原告)と、HYPER LAW社(訴訟参加人)の販売するCD-ROMを用いた判例集につけられた、WEST社(被告)のcase reporterに対するいわゆるstar paginationがWEST社の編集著作権(compilation)を侵害しないか争われた事件の控訴審。ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は原告側勝訴のサマリー・ジャッジメントを下し、被告より控訴。控訴棄却。

15.   Quality King Distributors, Inc. v. L'anza Research International, Inc.

(1999年2月19日登録)
無許諾逆輸入の著作権に対するファーストセール・ドクトリンの適用を巡る判断。連邦地裁及び控訴裁判所はQuality社のファーストセールドクトリンの抗弁を退けL'anza社勝訴の判決を下したが、最高裁はファーストセールドクトリンは輸入された著作物にも適用があるとして控訴裁判所の判決を破棄し、真正品の逆輸入を適法とした。

14.   FormGen、GT Interactive Software Corp., 3D REALMS ENTERTAINMENT v. MicroStar

(1998年12月24日登録)
ゲームメーカーの奨励により、ゲームソフトのユーザーが作成して 無償提供するためにインターネットにアップロードしたゲームの レベル(マップファイル)を、他の業者がダウンロードしてCD− ROMの形態でレベル集として販売したことにつき、業者の著作権侵害を 認めた判例。裁判所は、マップファイルは具体的永続的形態として詳細に ゲームのストーリーを記述しており、業者は著作権者の続編を作る権利を侵害 していると判断した。

13.   Zeran v. AOL

(1998年12月3日登録)

インターネットの掲示板に何者かが原告の名前を騙ってメッセージをアップロードし たため、原告はその社会的名誉を傷つけられるに至った。そこで、原告は、インタラ クティブ・コンピュータ・サービス・プロバイダーの責任を追及する訴訟を提起し た。裁判では、主として、プロバイダーの免責を定めた米国通信品位法230条の適 用を巡って争われた。

12.   SYMANTEC CORPORATION v. McAFEE ASSOCIATES, INC.

(1998年11月18日登録)

著作権のある原告のソフトウェアをリバース・エンジニアリングし、被告製品に組込んだことに対する、カリフォルニア州法の不正競争法(Business and Professions-code)による侵害の主張は、連邦著作権法(301条)によって専占されるとした判示。

11.   コナミ(株) 対 スペックコンピュータ(株) 事件

(1998年9月10日にリンク)
(2001年3月12日リンク修正)

被告が輸入・販売する、原告ビデオゲーム「ときめきメモリアル」用メモリーカード内のデータは、当該ビデオゲームのストーリーを改変し、原告が当該ビデオゲームについて有する著作者人格権及び著作権(同一性保持権、複製権)を侵害するものとして、原告が、損害賠償、慰謝料及び謝罪広告の掲載等を求めた事例。

10.   (株)エス・エヌ・ケイ 対 ホリ電機(株)事件

(1998年7月27日登録)

家庭用テレビゲーム機「ネオ・ジオ(NEO/GEO)」用の専用コントローラを「ファイテクングステックNEO」と表示して販売した被告に対し、その製造及び販売の禁止、専用コントローラへの「NEO」等の表示の使用の差止並びに損害賠償請求等を求め、被告も損害賠償請求の反訴を提起したもの

9.   Shetland Times Ltd. v. Dr. Jonathan Wills and Another

(1998年4月16日登録)

ウェブサイト上の新聞記事ヘッドライン(主要項目)によるリンクに関した英国の判例

8.   DSC Communications v. Pulse Communications

(1998年2月19日登録)

コンピュータソフトウェアの必要な複製及び改変を認める米国著作権法117条は,ライセンシーが「複製物の所有者」である場合,ライセンスされたソフトウェアにも適用されるとした事例。

7.   Tasini v. New York Times

(1998年1月29日登録)

新聞・雑誌への寄稿を電子的データベースに蓄積・配信することにつき、記者-新聞社・雑誌社間のライセンスの存在を否認したが、米国著作権法の解釈上、集合著作物の著作者たる新聞社・雑誌社は、電子的データベースの形でその集合著作物の改訂版を発行する際に個々の記事を電子的に複製・頒布できる、と判示した事例。

6.   National Basketball Assoc. v. Motorola Inc.

(1997年8月 4日登録)

地裁の出した,NBAの試合の最新のスコアや統計をプレー中に表示するページャーの販売を禁止する内容の無期限の差止命令につき,控訴裁判所は原審を破棄した事例。

5.   Sega Enterprises, Ltd. v. Galaxy Electronics Pry., Ltd.

(1997年6月24日登録)

ビデオゲームがオーストラリア1968年著作権法第10条第1項及び第24条に定義される「映画フィルム」に当たるとされた事例。

4.   ビデオカセット「101匹ワンチャン」並行輪入事件

(1997年6月24日登録)

「101匹ワンチャン」のビデオの並行輸入品の販売が頒布権を侵害するとされた事例

3.   Sega Enterprises v. Sharon Judish Sabella

(1997年4月15日登録)

BBSの運営者がゲームソフトのコピーツールをユーザに提供し,コピーされたゲームをBBSにアップロード・ダウンロードすることを奨励した場合について,著作権の寄与侵害を認めた事例

2.   Playboy Enterprises v. Chuckleberry Publishing

(1997年4月15日登録)

米国のコンピュータユーザが利用可能な,イタリアのインターネットサイト(Playmen)上にコンピュータ画像を掲載することは,米国での頒布となるとの判示

1.   Religious Technology Center v. Arnaldo Pagliarina Lerma

(1997年3月12日登録)

教会の元信者が教会の著作物をインターネットへアップロード及びダウンロードしたことは公正使用ではないとの判示


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