生物の不思議

 今日は年度替わりの初日。SOFTICもSLRの創刊日でもある。今年度もどうぞよろしくお願い致します。

今年も桜の季節となった。昨年まで暫くの間、桜の下での卒業式だったが、今年は桜の下での入学式だ。私が子供の頃は桜といえば入学式だったが、温暖化の影響だろう。

財団のお向かい、愛宕山は江戸時代から桜の名所の一つ＜歌川広重「江戸名所芝あたご山」＞。　

まだ今日は２分咲きといった程度だろうか。神谷町駅から愛宕山トンネルを抜ける道は、左右に桜が植わっていて、毎年、楽しませてくれるが、境内周辺は桜の木が多いという印象でもない。

35年ほど前にランチ時に初めて訪れたときには、神社に隣接するNHK放送博物館前の広場で、シートを広げてお弁当を使う人がたくさんいた・・・今はさすがにシートを広げている人はいない（禁止かな？）が、お弁当を使っている人は見かけた。

ところで桜の開花には、「600℃の法則」というのがあって、東京の標本木（靖国神社）の統計的な法則で、2/1以降の最高気温を積算して600℃に達すると概ね開花するという。今年は最終盤で寒い日が続いて、気象予報会社の予測は軒並み繰り下げられることとなったが、600℃の法則は維持されたのだろうか。　　　（続く）