先週の日向灘の地震で被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。
地震をきっかけに巨大地震注意が発令されている。今回の震源が、いわゆる南海トラフ地震の予想震源域の一部であることから、1週間以内に巨大地震が起こる確率が平時の0.1%から0.4~0.5%に高まっているという。南海トラフ地震が今後30年以内に起こる確率は70~80%と言われる。いつ起こってもおかしくないということだ。注意報が発令されているさなかの先週末に、神奈川を震源とする地震が起きた。すわ、南海トラフ地震か、とも思ったが、関係性はないようである。
夜間であったことや、それ程、強い揺れを感じなかった人が多かったのではないかと想像するが、講じている安否確認には意外に手間取った。かく申す私自身、安否確認メールの着信を認識するまでに少し時間がかかってしまって反省している。幸ないことに今回は被害のあまり考えられない程度の地震だったが、法人としては今後に課題を残したと思っている。いわゆる首都圏直下型地震が今後30年以内に起こる確率は70%とされる。地震大国であるのだから、南海トラフ地震、首都圏直下型地震に限らず、熊本、能登の地震然り、被害を生じさせる程度の地震が起こる可能性は非常に高い。ただ、これまで被害という被害(東北震災時の帰宅困難程度)に遭っていないからか、どこか危機感が薄い自分がいる。人生で2度の大震災があった。2度あることは3度あると言うが、危機感を持たなければと改めて戒める。