これから何が起こるのだろうあの国では。世界においては独善的、孤立的にふるまうのだろうか。戦争はどうなる?

さて、ツチンシャン・アトラス彗星。よく見え始めた10月中旬以降には、テレビ報道でも取り上げられたし、ネットでは腕自慢の撮った写真が溢れた。スマホでも撮影できたという。早いものでほぼひと月。最近は、ネット等の騒動も収まったようだ。

私はと言えば、勿論、黙ってやり過ごすことなど到底我慢ができず、まずは日没後に観測可能となってすぐの10月13日に、家の近くで西空の開けた場所を探して行ってみた。都心なのでかなり空は明るい。スマホの方位針とリアルタイムの星図アプリを使って、当たりを付けて目を凝らした。う~ん。目の錯覚か、あるいは思い込みからの幻かと思うような淡さで、ビルの屋上間際に、殆ど垂直方向、僅かに左(南)斜め上に尾を延ばす姿が見えた。光の洪水の中では写真に収めるのも難しいかった。都会の真ん中の夜、カメラと三脚を持ったお爺さんが歩いているのは、不審でしかなかっただろう。捲土重来を期す。

翌週の休日に山梨へ出かけた。出発から帰宅まで渋滞による余計な遅延1時間を含め約8時間を要したが、8万年に一度の邂逅は満足だった。予報通り寒くて凍えたが一緒に行ってくれた家族にも感謝、孤独ではなかった(笑)。

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C2024/A3の騒ぎに隠れ、9月末に発見されていたもう一つのアトラス彗星(C/2024 S1)があった。こちらは殆ど報じられることはなかったが、C/2023 A3よりも明るく見える可能性があるとされていた。ただ太陽接近に伴って強い潮汐力によってコマ(彗星の頭)が崩壊してしまったようで、残念なことに出会うことはできなかった。天文現象は摂理だと考えれば必然かもしれないが、特定の時空に居合わせる(その時に生きている)のは偶然で、そこに居合わせようと努力ができる部分は意思による必然? 一期一会と言うが、人との関係も同じだ。

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