新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

震災で始まった昨年とは違い、今年はそうした災害もない穏やかな年始となった。ただ、震災と豪雨災害の重なった能登地方では、復旧すらままならないようで、新年とは言え私のように屠蘇気分でのんびりすることも許されなかったのではないかと思うと、申し訳なく思い一日も早い復旧・復興を祈るばかりだ。そして、不測の災害は今この時にもあるかもしれず、備えはそれなりにするにしても、何事もないことを祈るしかない。

天災ではなく人が惹き起こす心配事も、今年は常になくあれこれと、例えば戦禍の成り行きとか、奇天烈な某国大統領の行動とかが思い浮かぶが、こちらは我が身レベルでは備えようもなく、ただ事態が悪い方へ向かわないように祈るしかない(不安が半分、斜に構えて何が起こるのかという思い_怖いもの見たさの気分?_が半分)。

そんな主体性のない、祈るばかりの3が日にあって、スポーツの選手達のひたむきな姿には感じ入った。とりわけ大学生たちの、駅伝競走で20kmほどを走り切って中継所に走り込むなり倒れ込む姿、ラグビーで相手の膝下に臆せず飛び込んでタックルする姿…。その後のことは考えずにがむしゃらに(そのように見えるが、ご本人達はその後のことも十分に考えて裏付けのある行動なのかもしれない)限界までできることをなす。自分がとうに忘れてしまった懸命な姿…。この歳になってがむしゃらに取り組むことはもはや難しいとも思うが、そこまで行かずとも、何事にも情熱を持って取り組めるよいと思う。こちらも祈るばかりなのかもしれない。

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December 3, 2024 • 4:51PM

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