OSSの利用に係る法的諸問題に関しては、OSSの利用が予測不能な法的リスクを生じさせるとの懸念は相当程度解消されてきているといわれている一方、OSS利用者がさらに拡大している中で法的リスクを把握せずに利用している例があるのではないかとの懸念や、またOSSコミュニティとの関係やOSSの品質(セキュリティ問題等)に関する課題や、「IoT」の進展を踏まえた更なる課題が存在するのではないかとの指摘もあります。
SOFTICでは、法律の専門家及び企業のOSS実務担当者等から成る「OSS委員会」(委員長:宮下佳之・西村あさひ法律事務所弁護士)を設置し、上記を含む各種課題について委員間で情報を共有するとともに課題解決に向けた検討を行い、その成果を広く世に問うこととしています。また、併せて、2018年3月付けで公開した「IoT時代におけるOSSの利用と法的諸問題Q&A集」に必要な改訂を行う予定としております。