この制度は、ソフトウェア提供者(ライセンサー)及びソフトウェア被提供者(ライセンシー)が、ソフトウェア取引を開始するにあたって、そのソースコードや技術情報等を第三者(エスクロウ・エージェント)に預託しておき、ライセンサーが破産あるいは事故等があった場合、エスクロウ・エージェントがエスクロウ契約で予め定められている開示条件の下でそのソースコード等をライセンシーに開示することにより(逆にその開示条件が成立しなければ、当該預託物が開示されることはありません)、ライセンシーの保護を図る制度です。
当財団は、このソフトウェア・エスクロウを平成9年から実施しております。ソフトウェアを安心して長期に使用できるように、この制度をご活用ください。
ライセンスを受けていたソフトウェア提供者(ライセンサー)が倒産して、 ライセンサーの所在やソース・コード、関連のドキュメント類が分からなくなってしまってメンテナンスができず、結局、長期にわたって蓄積したデータを放棄せざるを得なくなってしまった。
これまでのソフトウェア取引で、このようなご経験がありませんか?
欧米諸国には、このような場合に備えてソフトウェア・エスクロウという制度があります。
この制度は、ライセンサー・ライセンシーが、ソフトウェア取引を開始するにあたって、そのソースコードや技術情報等を第三者(エスクロウ・エージェント)に預託しておき、ライセンサーが倒産等した場合、エスクロウ・エージェントがエスクロウ契約で予め定められている一定の条件(開示条件)の下でそのソースコード等をライセンシーに開示することにより(逆に、その開示条件が成立しなければ、当該預託物が開示されることはありません。)、ライセンシーの保護を図る制度です。
欧米では既に、20数年ほど前からこのソフトウェア・エスクロウ制度が機能しており、アメリカでは民間の会社等が、イギリスでは公的民間機関と民間の会社が、フランスはソフトウェア産業が母体の公益社団がエスクロウ・エージェントとして活動しています。そして、ソフトウェア産業の信用度を高めるとともに、ソフトウェア取引の付加価値という観点から本制度が定着してきております。
これに対して、わが国にはこのような制度は存在しないため、例えば、海外ユーザーとソフトウェア取引を行う場合に、当該ユーザーの要求により、その海外ユーザーの国のエスクロウ・エージェントにわざわざ出向いて預託しているケースが多いと言われております。
このような背景の下、平成9年7月1日よりSOFTICが日本におけるエスクロウ・エージェントとして業務を行っております。
ソフトウェア・エスクロウの契約形態は下図のとおりです。
大まかには以下のような手順の手続になります。
※外税方式
SOFTIC賛助会員 | 一般 | |
---|---|---|
新規契約手数料 | 1件につき14万3000円/年 及び消費税 | 1件につき16万2000円/年 及び消費税 |
契約更新手数料 | 1件につき12万4000円/年 及び消費税 | 1件につき14万3000円/年 及び消費税 |
預託物交換手数料 |
7700円/回 及び消費税 |
* ライセンサー、ライセンシーのどちらか一方がSOFTIC賛助会員の場合は、会員価格を適用
手数料振込先
みずほ銀行 新橋支店(130)
普通口座:2340745
口座名:一般財団法人ソフトウェア情報センター エスクロウ
一般財団法人 ソフトウェア情報センター エスクロウ係
〒105-0003 東京都港区西新橋3-16-11 愛宕イーストビル14F
※事務局への御連絡は下の入力フォームからお願いします。
オンライン問い合わせフォーム
[案内図]