●調査研究報告書●

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ソフトウェア関連特許に関する調査研究報告書―平成15年度― (SOFTIC 15-3)

概要

　コンピューター・ソフトウェア関連発明の特許侵害訴訟について、米国と日本の事件について検討した。被告マイクロソフトのインターネット・エクスプローラーが原告Eoias社の特許を侵害しているとして、5億2100万ドルの損害賠償請求を認めた事件、原告のWebページへのアクセス渋滞等を軽減するシステム特許について、当該クレームの一部は無効であり一部が侵害であるとした事件、及び原告の有する「情報表示機能付ナースコール装置」特許について、無効理由が存することは明らかであり、原告の訴えは権利の濫用にあたるとされた事件である。

目次

1. ソフトウェア関連事件判決
   • Akamai Tehcnologies 対 Cable & Wireless Internet Services事件
   • ナースコール特許事件
   • Eolas Tehcnologies 対 Microsoft事件
2. 職務発明について
   • 職務発明について―昨今の判例を契機とした議論
   • 諸外国における職務発明制度との比較
   • わが国における職務発明制度の沿革