SOFTICセミナー
A I・データ取引をめぐる法務・知財実務の展望
〜「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」（経済産業省）の解説〜

　IoTによる大量の「データ」を取り扱う技術の進展に伴い、ビジネスや社会における「データ」の重要性はこれまでになく高まり、「データ」の処理を含め、AIを活用する機会も増えつつあります。その経済的、社会的重要性が認識される一方で、「データ」やAIに関わる契約のあり方はこれから整えていく必要があり、法的な取扱等、実務上明確でない部分も多く、「データ」等の取引等実務に当たって、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

　 こうした中、経済産業省では現在、「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」の策定に向けた検討が進められています（平成30年5月26日まで意見公募手続を実施）。このガイドラインは、同省がこれまで公表してきた「データに関する取引の推進を目的とした契約ガイドライン」（平成27年10月）及び「データの利用権限に関する契約ガイドライン」（平成29年5月）の内容を統合、拡充するとともに、新たに「AI」の開発や利用にまで検討範囲を拡大した意欲的なものとなっています。

　 今回、経済産業省の検討会委員（作業部会主査　兼任）としてこのガイドライン策定の中核メンバーとして関与されている岡田淳弁護士を講師に迎え、ガイドラインの内容を解説いただくとともに、AI・データに係る法務・知財実務の今後を展望していただきます。

　皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。

アイビーホール「ナルド」（東京都渋谷区渋谷4丁目4番25号）
電話03（3409）8181　https://www.ivyhall.jp/access/

岡田　淳氏（弁護士、森・濱田松本法律事務所）

【略歴】
森・濱田松本法律事務所　パートナー弁護士、ニューヨーク州弁護士。東京大学法学部、ハーバード大学ロースクール卒業。Weil, Gotshal & Manges LLP シリコンバレーオフィス（2007年〜2008年）、立教大学法学部非常勤講師（2010年〜2011年）、青山学院大学大学院客員教授（2011年〜）、日本弁理士会能力担保研修講師（2015年〜2017年）。経済産業省「AI・データ契約ガイドライン検討会」委員（2017年〜）。多様な技術分野において知的財産やIT・テクノロジー関連の紛争・取引案件に関与するほか、個人情報やプライバシー関連の実務にも精通している。

第1章 本ガイドライン制定に至る背景・位置付け
第2章 各編（データ編・A I 編）の構成と概要
第3章 データ編における主な論点
第4章 A I 編における主な論点