2001/5/24 15:30
SOFTIC Seminar
The Privatization of Intellectual Property Law by Contract2001年5月25日(金) 14:00〜17:00 主催:財団法人ソフトウェア情報センター(SOFTIC) 本セミナーは終了いたしました。 |
1999年7月、米国で約10年もの歳月をかけて検討が進められてきたコンピュータソフトウェアの取引に関する統一州法が統一州法委員全国会議(NCCUSL)によって採択されました。それが"Uniform
Computer Information Transactions Act (統一コンピュータ情報取引法:UCITA)"です。
UCITA、そしてその前身である統一商事法典第2B編(UCC2B)の起草過程では種々の問題点が各界から指摘されましたが、その中でも最大の問題の一つが、著作権法をはじめとする知的財産法と契約法との関係に関する問題です。
今回、当財団が講師としてお招きするセントルイス・ワシントン大学のCharles
R. McManis教授は、1997年、当時NCCUSLと共同でUCC2Bの起草にあたっていたアメリカ法律協会(ALI)に対し、"McManis
Motion"と呼ばれる動議を提出しました。この動議の底流には、知的財産法で定められた知的創作物に対する権利保護とその利用との間の微妙なバランスを契約によって排除することの是非に関する問いかけが存在し、その後のUCC2BおよびUCITAの起草過程における議論に多大な影響を与えることとなりました。この動議を巡って交わされた議論は、技術と契約が知的財産法を置き換えていくであろうと言われるデジタル化・ネットワーク化社会の進展にしたがい、ますます大きな意味を持ってくるものと思われます。
本セミナーは上記のような問題について長らく取り組んでこられたMcManis教授の見解を直接うかがうことのできる絶好の機会です。皆様のご参加をお待ち申し上げております。
13:30 |
受付開始 |
14:00 |
主催者挨拶/講師紹介 則近憲佑(ソフトウェア情報センター専務理事) |
14:05 |
講演" The Privatization of Intellectual Property Law by Contract" Charles R. McManis教授(Washington University in St. Louis School of Law) |
15:30 |
休憩 |
15:45 |
講演(続) |
16:30 |
質疑応答 |
17:00 | 終了 |
※内容、時間については変更される場合があります。予めご了承下さい。