ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2000

表彰ソフトウェア・プロダクト


CEATEC JAPAN 2000で受賞製品の実演展示

10月3日(火)〜10月7日(土)5日間 幕張メッセ(千葉県)で開催される「CEATEC JAPAN 2000」のITコラボレーションプラザに於いて、受賞製品の実演展示を行っていますのでご来場ください。


[システム分野] 1件

[ビジネス・アプリケーション分野] 1件

〔エンジニアリング分野〕 1件

〔ソーシアル/ライフ分野〕 2件


プロダクト概要


  1. システム分野(1件)

    プロダクト名称 IntelligentSearch
    (販売開始:1999年5月 価格:800千円〜システム構成による)
    開発会社 富士通株式会社(代表取締役社長 秋草 直之)
    概要と選定理由
    • インターネット技術をインフラとしたネットワーク環境下で、アクセス可能な膨大な各種文書データを対象とする高速全文検索システムであり、ホームページ等の全文検索、新聞情報、図書情報、就職情報等の大型データベースの横断的検索、分散型の企業内共有情報の検索等に利用できる。
    • 独自に開発したNグラム方式により辞書を使わず漏れのない全文検索用のインデックス(索引)を生成し、キーワードによる検索、自然文による検索、関連語の自動抽出、類似文書検索等の高速処理を実現しており、また、既存のグループウェアとの整合性を持ち、文書要約等の支援機能を豊富に備えている。
    • インターネットで提供される膨大な情報や企業内の共有情報の有効活用に寄与するプロダクトであることが評価され選定された。

  2. ビジネス・アプリケーション分野(1件)

    プロダクト名称 サイボウズ Office
    (販売開始:1997年10月 価格: 価格:29.8千円〜880千円)
    開発会社 サイボウズ株式会社 (取締役社長 高須賀 宣)
    概要と選定理由
    • Webブラウザ(インターネット閲覧ソフトウェア)から利用できる統合型イントラネット・グループウェアであり、中小規模の企業や部門で、スケジュール管理、電子メール、施設予約、電子会議、プロジェクト管理等を行うことができる。
    • エンドユーザにとって直感的で使い易いこと、高速動作でシステム負荷が少ないこと、多機能(11種類のアプリケーションを提供)であること、導入や運用管理の手間や費用が少ないこと等の特徴を有する。
    • 情報化が遅れがちな中小規模の企業や運用負荷が増大している部門等で手軽に導入して、運用コストをかけずにグループウェアを活用することができることから、情報化の進展に寄与するプロダクトであることが評価され選定された。

  3. エンジニアリング分野(1件)

    プロダクト名称 生産ライン構築ソフトウェア「ASTMAC」
    (販売開始:1998年9月 価格:250千円〜1,200千円)
    開発会社 横河電機株式会社(代表取締役 内田 勲)
    概要と選定理由
    • 生産ラインの監視、制御、作業指示、実績データの収集等を行う生産管理システムを構築し、運用するソフトウェアであり、機械、電機などの組立・加工ラインや食品加工などの製造プロセスの生産管理システムや生産情報システムに適用することができる。
    • 生産ラインの電力、温度、流量等の監視、設備、機器等の制御、データ収集、作業指示等の機能を有し、マルチタスク処理、大量データの高速送受信、迅速なイベント駆動処理が可能であること等の特徴がある。
    • オープン化したソフトウェア開発・運用環境を実現しており、FA(ファクトリー・オートメーション)による製造業の一層の効率化に寄与するプロダクトであることが評価され選定された。

  4. ソーシアル/ライフ分野(2件)

    プロダクト名称 歌で覚えるはじめての手話シリーズ
    (販売開始:1999年11月 価格:9.8千円〜12千円)
    開発会社 東京システムハウス株式会社(代表取締役社長 高橋 勝也)
    概要と選定理由
    • 初めて手話を学習するためのソフトウェアで、手話単語及び指文字を楽しく学習することができる。
    • 歌に合わせた手話のビデオ映像表示、基本的な手話単語のビデオ映像表示、指文字のビデオ映像表示、指文字による単語表示ができ、かつ、4方向(前、横、上、後)のビデオ映像を随時切り替えて表示することができるため、立体的で分かり易く学習できる。
    • 児童・生徒が手話単語と指文字とを分かり易く学習することができ、耳の不自由な方々との交流や、こうした方々への理解や認識を深めることに寄与するプロダクトであることが評価され選定された。

    プロダクト名称 Panorama Boutique
    (販売開始:1999年2月 価格:9.8千円又は50千円)
    開発会社 三洋電機株式会社(代表取締役社長 近藤 定男 )
    概要と選定理由
    • デジタル・カメラなどで撮影された複数の画像を貼り合わせて、自動的に1枚のパノラマ画像を合成するソフトウェアであり、風景写真、建築写真、現場写真などのパノラマ写真を作成することができる。
    • 三脚などを使用せずに撮影した複数の画像でも、各画像の共通の特徴を自動抽出して幾何学的計算に基づいて高精度な仕上げで自動合成を行うことができる。また、水平方向360度のパノラマ合成も容易にできる。なお、自動合成が困難な場合には、手動操作により重なりを指定して合成することもできる。
    • デジタル・カメラの普及によりパノラマ画像作成に対するニーズが顕在化しつつあり、このようなニーズに応えるプロダクトであることが評価され選定された。


発表について 表彰ソフトウェア・プロダクト 選定について


shima@softic.or.jp